アローの申し込みフォームには「他社お借入状況について」という項目があります。
他の消費者金融からお金を借りている人のなかには、他社ご利用件数や他社ご利用金額をごまかして申告することもあるようです。
※金融機関は審査の際に個人信用情報機関でお申し込みいただいたお客様の借入状況を確認するので、申し込みの際に嘘を申告してもすぐにバレてしまいます。嘘の申告は審査に悪い影響を与えるので注意が必要です。
また、他社お借入状況にクレジットカードのショッピングの金額を含めるかどうか迷う人もいるようです。
他社借入件数・金額を金融機関が尋ねる理由

消費者金融が「他社借入件数や他社借入金額」を知りたい理由は総量規制との兼ね合いがあるからです。
総量規制とは
総量規制とは、消費者金融などの貸金業者は利用者の総年収の3分の1を超えて貸し出すことができないことを定めた貸金業法上の規制のことです。
この貸し出し規制は1社からの貸し出しだけでなく、貸金業者からの貸し出し総額となります。
たとえば年収300万円の人がA社から50万円をキャッシングした場合、次に借りることができるのは50万円となります。
この総量規制は貸金業者の貸しすぎを規制する日本国の法律なので違反すると営業停止等の処分を受ける可能性もあります。そのため、キャッシングの申し込みの際には他社からの借入を確認する必要があるのです。
総量規制の対象となるのは貸金業者だけ
総量規制の対象は貸金業者です。
この貸金業者にあたるのが、消費者金融とクレジットカードのキャッシングとなります。
クレジットカードのショッピングは総量規制の対象となりません。また、また銀行のカードローン、カーローン、住宅ローンは総量規制の対象ではありません。
銀行のカードローンは総量規制の対象外のため、無理な貸付をしている実態が明らかになってきています。2017年通常国会でも銀行のカードローン問題が取り上げられています。
銀行のカードローンは、銀行が主体だから安心感があるように感じますが、審査や取り立ては大手消費者金融が行なっています。
過去に悪質な取り立てやグレーゾーン金利問題を引き起こした大手消費者金融がまたも暗躍して個人に無理な貸付をしているのなら大問題です。
他の消費者金融からの借入とクレジットカードのキャッシングを申告する
アローの「他社ご利用件数・金額」の項目で申告するのは、他の消費者金融からの借入件数・借入金額とクレジットカードでのキャッシング件数・金額となります。
件数・金額をごまかしても個人信用情報機関で確認しているのでバレます
アローだけでなく消費者金融はすべて個人信用情報機関に加盟しています。
この個人信用情報機関には消費者金融などからの借入状況や返済状況が登録されています。
金融機関は利用者から申し込みを受けるとこの個人信用情報機関で利用者の借入状況を確認しています。
そのため他社借入状況で嘘の申告をしてもバレてしまうというわけです。
個人信用情報機関で他者借入状況がわかるなら、わざわざ申告させなくてもいいじゃないかと思いますが、これも申込者を信用できるかどうかの審査の一環なので心してかかりましょう。
他の消費者金融からの借入以外はアローの審査に影響しない?
アローの申し込みで「他社借入件数・金額」で申告するのは他の消費者金融からの借入とクレジットカードでのキャッシングですが、それ以外の借入は審査に影響しないのか気になるところです。
クレジットカードや銀行カードローンの利用状況も審査に影響を与えることがあります
消費者金融が利用している情報機関(㈱日本信用情報機構(JICC))と信販・クレジットカード発行会社が利用している情報機関(㈱シー・アイ・シー)は、提携しているので個人情報のやり取りをしています。
また銀行のカードローンは補償会社として消費者金融が参入しています。
そのためキャッシングの申し込みをすると消費者金融からの借入以外の借入や分割購入の状況はほぼ全て把握されています。
銀行カードローンの額やクレジットカードのショッピング残額が年収に対して不相応に多額の場合は、アローの審査も慎重にならざるをえなくなります。
アローの審査に通るには他社借入件数・他社借入金額はどのくらい?
アローは審査の詳細を公表していないので、はっきりとしたことはわからないというのが本当のところです。
※アローに限らず審査の詳細を公表している金融機関はありません。
そうは言っても、他社借入がある方にとってはアローの審査に通るかどうか不安を感じていらっしゃると思われますので、当サイト並びに姉妹サイト「お金を借りる相談所」に寄せられた口コミから目安となる数字をご紹介します。
- アローの審査に通る他社借入件数は3件まで
- アローの審査に通る他社借入金額は総量規制(年収の3分の1)の範囲内
- アローの審査に通る年収や勤続年数の目安は年収100万円以上で勤続年数1年以上
上記はあくまで目安なので、この条件なら必ずアローの審査に通ることを保証するものではございません。
上記は当サイトが独自に調査した結果です。無断転載等は固くお断りいたします。